インテリジェンスフィールド合同会社

E社様 石川県 金属部品製造業 

石川県小松市に本社があるE社様は、外資系大手機械メーカーの製造請負(ファブレス)を事業としています。これまで経営トップのリーダーシップのもとで業績を伸ばしてきたが、トップ依存体質の組織からの脱却と、先行きが不透明な市場環境や、請負元へのさらなる貢献を行うために「チームコーチング」を導入されました。
管理職とはいえこれまでの習慣から抜け出せず、与えられたこと、指示されたことは着実に行うが、自分達で主体的、積極的に問題を把握し動くことができず、トップ依存の風土が蔓延していました。「自分の担当範囲のことだけやっていればいいんだ、余計なことはしない」「自分のためにならないことはやりたくない」といった特徴的な本音の言葉も聞こえました。セッション1の初回からメンバーにとっては、濃厚な時間となりました。過去の自分の観念を手放す、新しい行動パターンを見つける、仲間からのフィードバックを受け取る・・・  次第に、物事を時間軸やスケールを変えて観る、考える。目的、ビジョンから手段、方法を考える。達成したゴールから考えてみるなど、意識、思考の変化と状況判断、意志決定のプロセスに変化が出てきました。コミュニケーションの質やレベルがあがり、リーダーシップがどんどん発揮され始めました。
そして4か月間の「チームコーチング」の実施により、将来への視点が開け、自らが計画し、責任を持って実行するよう変化しました。隣の部署や他人の仕事にはかかわらないという風土が、成果目的のためにお互いにフィードバックし、担当範囲を超えた大きな単位での成果実現にコミットするようになりました。もともと純粋でポテンシャルの高いメンバーが、いつの間にか自らにかぶせていた負のベールを自らの手で取り払う機会になりました。

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【チームコーチング実施概要】

*日程
2015年1月 事前インタビュー
〃 1月 セッション1(2日間)
〃 2月 セッション2(1日)
〃 3月 セッション3(1日)
〃 4月 セッション4(1日)
※セッションとセッションの間にメンバー全員にパーソナルコーチングを実施(3回)

*チームメンバー  社長、工場長、部長、課長 計10名

*チームコーチ3名(㈱人活工房・小笠原氏、北村沙由利氏がアシスタントコーチとして参画)

【チームコーチング導入の成果】

課長クラスが、「1年以上先のことはこれまで考えたことがなかったが、考えてもいいんだと気づいた」 「目の前の仕事をこなすことで精一杯で、周りのことや、職場全体のことなど意識していなかったが、自分達がやらなければという意識に変わった」 「メンバーと話し、対話し、フィードバックしあうことで仕事の幅が広がることが実感できた」 「今まで、何やってたんだろう。できることはもっともっとあるということに気づかされました」 など、人と関わり、共に成果を作り上げることの価値と重要性に気づいたこと。関係性がよくなり、自分達で目標設定し、実現する土壌ができたこと。そして、成果・目標にコミットし、責任感が強くなり、そのために必要なりソースやスキルを積極的に身に着けたいと思うようになったこと。目的、在り方、成果、目標、行動の一致感がでてきたこと。議論、アイデアの創出、合意形成、方針決定などのスピードが各段に上がったこと。

【アシスタントチームコーチの所感】

「チームコーチング」を実施すると、会社の将来を方向づける重要なポジションに自分たちが今存在するといった、私たちはなぜこのような取り組みに関わっているのかに気づくとても良いチャンスになると思います。垣根を越えて本音を言い合えるようになった後は、今まで見て見ぬふりをしていたこと、あるいは見えていなかった水面下に隠れていた部分にも目を向けなくてはならなくなります。あるいは、言い訳を探していた自分も逃げられなくなり、役割を再確認し自分を評価したとき、かなり追い込まれます。その結果、一時的に大きな衝撃もありますが、しっかりと現実を直視する勇気が湧き、最善の選択をしていきます。会社の将来を真剣に考え抜いてビジョンを描き、現状を徹底的に洗い出し、そのギャップを目の当たりにして落ち込みながら、自分たちで埋めていく方法を探る。メンバー自ら目標を設定し、達成できるシナリオを描き実行する。それが他のコンサルティング手法や研修と「チームコーチング」との大きな違いだと思います。