インテリジェンスフィールド合同会社

株式会社ユニオンランチ様 富山市 食品製造販売業

株式会社ユニオンランチ  http://www.unionlunch.co.jp/index.php

富山市のユニオンランチ社様は、企業、保育園、老人施設向けにお弁当の製造、配達販売を行う食品製造販売業です。170名の従業員の方々が創業35年の経験とノウハウを生かし、「真心と高い製造技術で健康で安全な食事をお届けする」というこだわりを持ち、顧客からは「上品な味で飽きがこないお弁当」などの高い評価を得ています。同社は富山県内の宅配弁当業界のリーディングカンパニーであり、最近では社員食堂の運営事業にも積極的に進出されています。
近年富山県内の企業向けお弁当需要の減少や同業ライバル企業の進出により競争が激化しており、厳しい市場環境での生き残りを強いられており、ユニオンランチ社の将来に向けた経営基盤の再整備、業績改善が急務な状況でした。同社は過去において、いくつか大手経営コンサルティング会社の経営コンサルティングを導入した経験があるが、これまであまり目に見えた経営改善にはつながらず新たな施策を模索していた。社長の遊道氏が「チームコーチング」の存在を知り、社長自らが学ばれ、「チームコーチング」の可能性と成果を実感し、導入が決まりました。

【チームコーチング実施概要】

*日程

2014年6月 メンバー個別インタビュー

〃   7月 セッション1(2日間合宿)

〃  8月 セッション2(1日)

〃  9月 セッション3(1日)

〃  9月 セッション4(1日) 計5日間

※セッションとセッションの間の期間中にメンバー個別にパーソナルコーチングを実施

*チームメンバー  経営幹部および部門リーダー(社長含む)8名

*チームコーチ 2名(合同会社LBJ代表・半谷友也氏と協働で実施)

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【チームコーチング導入後の成果】

2015年度実績 前年度比較 売上高・数%拡大、経常利益・大幅改善(利益確保)  

2016年度計画 前年度比較 売上高・数%拡大、経常利益・売上高経常利益率約2倍
※第二四半期時点順調に進捗

 

【ユニオンランチ社・遊道社長のインタビュー】

<チームコーチングを導入しようとしたきっかけや理由はなんですか?>

きっかけは、私自身がチームコーチングの研修を受講し、「これはいける!」と、実感したことです。理由は、「幹部会」とは名ばかりの報告連絡会議を、一枚岩の意思決定会議にし、幹部が率先垂範する「チーム」にしようと考えたからです。

<それまでチームの状況はいかがでしたか?>

比較的真面目な幹部ばかりで、ある意味では、各々の仕事に対して責任感を持っていました。しかし、
① 部下の指導が出来ない
② 部署の都合は考えているが、会社全体の役割分担は考えていない
③ 業績に関して、成果を出せないことを他部署の責任に添加している
という状況でした。

<これまで、チームコーチング導入以前にはどのような取組をされてきましたか? またその結果は?>

幹部としてのあり方を学んで欲しいと思い、社外の研修に参加することを促したり、 書籍を与え、読後感想会を開こうとしました。しかし、「時間が無い」「人手不足で現場を回すのに精一杯である」などを言い訳に、何一つ継続したことが無く、結果として何の変化も見られない状態が続いてきました

<チームコーチング中はどのような変化や手ごたえを感じましたか?>

「我が社の問題点が、残り続けている原因は何ですか?」と言う質問に対し、「自分が責任逃れをしていた事」という見解に全員が一致したときに、正直、驚きました。気付いていたのか、その時点で気付いたのかは別として、各自が100%でなかったことを自覚し、他者にそのことを打ち明けた時点で、「よし、これなら変われる。」と実感しました。

<チームコーチングによって一番変化した部分はどのあたりですか?>

会議において、勤続年数、年齢、性別、上下関係(のようなもの)を一切抜きにして、「自分の立場で話す。率直に、正直に。」ことが、お互いに出来るようになったことです。自分の立場というと幅が狭く感じられますが、決してそうではなく、例えば「会社全体における製造責任者として」とか「物流責任者として」とかのように、部署の長という「点」ではなく、会社全体という「面」で話すようになりました

<チームコーチング実施以降、現在までどのような成果がありましたか?>

会議において発言せず、自身の成果に責任を持たなかった社員が豹変しました。また 従来は男性6名だけの幹部会に、新たに女性2名を登用したところ、この女性2名が、正しいと思うことを遠慮なく発言し始めると、男性6名には様々な新たな気付きが   生じ、さらに責任を持つようになりました。その結果として、部署長間の繋がりが強くなり、業務にも反映され、業績にも如実に現れたことです。

<今後さらにどのような取組を考えていますか?>

チームコーチング実施後の幹部会において、会社の組織を再編することになり、その 準備を進めているところです。準備というのは、7部門のリーダーとそのサポートをする立場の者、14名がそれぞれの役割を認識すると同時に、その責任を果たすための「あり方」を学ぶことです。再来年9月度より新チーム体制でスタートさせるべく、再来年3月より二度目のチームコーチングを実施するために、残り14ヶ月のトレー  ニング中です。

【チームコーチとしての所感】

市場環境が一段と厳しさを増し、経営環境が大きく変化する中で、トップ主導だった意思決定に、幹部社員の意見、アイデアを盛り込みチームの合意によって進める仕組み(意識)が出来上がったことが業績に如実に現れていると思いました。主体性や責任感が強化され、目的や目標が共有され、状況把握する機能を備えることができたことで、これまでの事業運営、業務遂行のクオリティーとスピードが各段に上がったといえるのではないでしょうか。ユニオンランチ社がこれから組織再編を行い、さらなる成果達成、業績拡大に今後も大きな期待が持てます。